個人の権利 | - 2006/05/24
- お母さん達の病棟で2日間働きました。
受け持ちのお母さんの中の一人はHIVポジティブ。いっぱい薬を飲んでいて、もちろん赤ちゃんも産まれてすぐからAZTを飲み続けなければいけません。
NYではHIVポジティブのお母さんはめずらしくなく、皆さん子供を産みます。赤ちゃんも薬を飲み続ければAIDSは発症しないとのこと。母乳は禁だけど、、。 まあそれも何十年か後の発症率はまだ統計的にははっきり出てないんだろうけど。
でも、今回のケースは旦那さん/赤ちゃんのお父さんは彼女がHIVポジティブと言うことを知りません。ソーシャルワーカーはプライバシーの侵害になるからそれは彼女の判断で良いそう。 でも、同時に旦那さんにも自分の健康を守る権利はあるし、赤ちゃんの状態について知る権利もあると私は思う。
赤ちゃんにお薬をあげるたびに、旦那さんにばれないように、「これはビタミン剤です」とか嘘つかなきゃいけなかったりして、、。
NY以外のほかの州ではマリッジライセンスを取るときに、HIV,その他STDの診断書が必要な州も多いとか。
差別の問題とかにも発展しちゃうから、とても複雑なトピックなのかもしれないけど、HIVポジティブと言う事実をパートナーに隠すと言うことはもしかしたら殺人罪と同じ位の罪を犯しているとも考えられる気がするんだけど、、、。 うーん、難しい、、、。
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