AATを勉強するものならもちろん興味心身なのがイルカ。ってことでフロリダのパナマシティーにある、あるファシリティーでインターンをしてきました。アメリカではDAT/DAAはかなり盛んでフロリダだけでもいくつも見つかりました。
なぜ私がそこを選んだのかというとそこは野生のイルカを対象に行っていたからです。そのため計画性に欠けてしまう、また短期間であるためTherapyと位地づけるのは難しいですが、AATを学んだ後に人間のために飼育されているイルカによるセラピーはとても考えられませんでした。野生の為の難しさ、問題点はまだまだあると思いますが、それでもまた違った効果を子供達に与えている気がしました。
例えば、子供がいくらイルカと遊びたくても、相手にその気がなければ不可能です。たとえば狩の最中だったり、疲れてたり。 でも、そんな自由奔放に広い海で泳いでいるイルカが子供達に興味を示し寄ってくるときはなんともいえない感じです。イルカがイルカ自身の意思で子供たちによって来るということを認識できた子供は自分にイルカをひきつける何かがあることを認識します。また相手をコントロールするのでなく相手を尊重し関係をきずくことを学ぶこともできます。 私個人的にも飼われているイルカ、、、って考えるだけでなんだか悲しくなってしまいます。イルカは広い海を自由に泳いでるから魅力的!!
でも、そのインターをするまえにイルカに関するいろんな本を読んだけどなんだかうさんくさい事が書いて本がけっこう多かった。もともと看護婦という職業柄かそういうテレパシーとか気とか超能力的なことはどうも信じられなくてどうしても科学的根拠が欲しくなってしまう、、、。でも、結局はっきりした答えは見つけられなかったけど、毎日イルカと子供達と広い海の真ん中で泳いでわかったことは
1、イルカは人をひきつける魅力がある。そのため子供にとってもとても効果的なモチベーションになる。
2、またイルカは好奇心旺盛なため人間に興味を示す。
3、自分より大きな生き物と一緒に何かをすることで子供達の自信につながる。
4、水の持つ力はすごい(Aqua Therapy)
1)浮力:例えば麻痺などがある子供は水中では浮力のため地上よりも自由に動くことができる また歩行器や車椅子などの補助道具から開放される。
2)イオン:海水の中にはイオン粒子が発生しやすくそれが体をリラックスさせる。また水辺に いるだけで人間の脈拍は下がるといわれている。
あと、感動したのは始めているかにスキャンされたとき。イルカは何かを見つけるとそれの上から下まで鼻先から超音波を出して識別します。その超音波についてはいろんな説があるけどそのときの音というか感覚というかなんとも説明しがたいものですが見られてる!って感じです。
実際インターンシップ中に出会った子供達は自閉症、ダウン症、ADHD、脳性麻痺、脊椎損傷、何人かの子供はお腹から経管栄養を船の上で行っていました。もともと病院で働いていた私はそんな状況を見てとても不安に陥りました、、。もし船の上で何かがあったら、、、と。すぐさまディレクターに船の上のCPRセットの確認をしたのを覚えています。だって、常時眼振やら痙攣やらおこしてる子とかいたりしたので、、、。
あるお母さんに船の上でにここまで海を渡ってきたり子供を海のど真ん中で泳がせることに不安はなかった?と尋ねたところ、「最初はほんの少し不安だったけど怖がってたら何もできないしね。すごく楽しみにしてたわ。」という返事。日本とは違うなーとあらためて感じてしまいました。